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雲の列車 【 雲の上の列車 】 Tren a las nubes / Tren de las nubes

雲の列車とは、アルゼンチン北部のサルタ駅からポルボリージャ鉄橋までの山岳ルートを往復する観光列車のこと。標高の高い地点を走ることから「雲の列車」と呼ばれる。アルゼンチンの公用語であるスペイン語では、「Tren a las nubes(トレンアラスヌベス)」または「Tren de las nubes(トレンデラスヌベス)」という。

標高約1,190mのサルタ駅を出発した後、約7時間かけて標高4,200mのポルボリージャ鉄橋まで走行する。各車両ごとにスペイン語または英語を話せるガイドが添乗し、車窓から見える景色について解説してくれる。また、音楽隊が各車両を回って演奏するイベントも用意されている。ただし、標高の高い地点へ登っていくため高山病になる観光客も多く、車内には酸素ボンベが備えられているほか、看護士が同乗するなどの対策もとられている。アルゼンチン北部で雨季にあたる12月から3月までの間は運休しており、毎年4月から11月までが運行期間となる。

1948年、隣国チリとの国境付近の交通事情を改善し、鉱物を運搬するために運行が開始された。鉱山事業の衰退後は観光列車として走行を続けてきたが、2014年7月に脱線事故を起こして約9カ月間運休した。2015年4月より、週1往復で運行を再開している。

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<1172>  2015.5.30更新