しゃりょうけいしき

車両形式

車両形式とは、鉄道車体側面や、車内車端部の右上または左上に標記されており、それぞれの車両を、動力装置の有無、用途、設備、重量などにより分類表記したもののこと。車両形式は、車両の運用や保守の上で重要な記号であり、すべての鉄道車両は何らかの形式に属している。鉄道会社によって分類方法は多少異なるが、カルダン駆動の新性能電車の場合、カタカナと数字3桁、その後に数字1〜4桁の組み合わせで表記されていることが多い。例えば、クロ222-2010などである。

カタカナ1文字目は、その車両にモーターはあるのか、運転台はあるのかという車種を表し、カタカナ2文字目は、普通車やグリーン車、荷物車など、どのような用途に使われる車両なのかを表す。また、数字3桁の1桁目は、その車両が直流専用なのか、交直流両用なのかなどという、どの電化に対応しているのかの電気方式を表し、2桁目は、車両が運行される列車の種別を表記している。例えば、0〜3は普通電車や快速電車があてはまる一般型で、9は試作車などである。3桁目は、基本的に数字が大きい程、設計が新しいことを意味している。

また、数字4桁の最初の2桁は、車両の番台を、後の2桁は製造順を表している。例えば、「モハE484」の場合、モは、モーターのある車両(電動車)であることを意味し、ハは普通座席車、EはJR東日本であること、また、最初の4は電気方式が交直流で、次の8は特急型であることを意味することから、この場合は、JR東日本で製造された、モーターのある普通座席車(交直流区間用・特急型)であることがわかる。

さらに、○○○系という表現もあり、伝統的に一形式に2個以上の数字が使われている(例えば223系は222と223)。「○○○系」と呼ぶときは、その中で最も大きい数を形式名とする。例えば、JR東日本の一般形(交直車)の場合、401系からE531系まで8種類あるが、この場合、最も大きい数であるE531系といわれる。

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<179>  2009.8.18更新