だいさんセクターてつどう

第三セクター鉄道

第三セクター鉄道とは、国や地方公共団体が出資して経営する公企業を第一セクター、私企業を第二セクター(京浜急行電鉄など)と定義した際、それ以外の運営形態を持つ鉄道会社のこと。第三セクター鉄道等協議会に加盟する鉄道事業者のことでもある。

元々は地域開発や新しい都市づくり推進のため、第一セクター(国や地方公共団体)と、第二セクター(民間企業)が共同出資して設立された事業体であるが、旧国鉄がJRに移行する時、JRが引き継がなかった路線を地元の自治体を中心に、民間の出資を得て再スタートした鉄道が発端となっている。当初は特定地方交通線の運営形態として有名だった。

最近では、工事が中断された路線や、新幹線の開通に伴いJRから運営が切り離された鉄道などもこの方式で運営されているほか、全く新しい路線も第三セクター方式で運営されることがある。

三陸鉄道やわたらせ渓谷鐵道、伊勢鉄道などが第三セクター鉄道にあたる。他にも、諸般の事情で廃止が決まった私鉄を引き継ぐ形で、既存路線を第三セクター化したものや、新幹線が開通すると、その平行路線は第三セクター化されることが多い。

また、ニュータウン鉄道、空港連絡鉄道のように、公共施設として鉄道を建設するような場合に第三セクターが採用されることもある。

これは、採算の見込みはあるが、私企業が出資するには金額が莫大であったり、リスクが大きすぎるなどの理由により、結果として誰も事業を行なわないような状況で、第三セクター鉄道として採用される例が典型である。埼玉新都市交通やゆりかもめ、東京臨海高速鉄道、千葉都市モノレールなどがこれにあたる。

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<253>  2009.10.6更新