けんいんじどうしゃ

牽引自動車

牽引自動車とは、貨物自動車のひとつ。運転席と荷台や客車が分離できる構造のもの。

日本の道路交通法の規定では、牽引自動車(けん引自動車、牽引車)とは、牽引する側のトラクターのみを差している。牽引される側の車両(車両総重量が750kgを超えるもの)のことは、重被牽引車という。

よって、ヘッドと呼ばれる先頭車両(トラクター)と、それに牽引されるトレーラーに分けられ、トラクターを牽引自動車、トレーラーを重被牽引車という。

最も一般的なトレーラーはセミトレーラーといい、トラクター単体には積載スペースがなく、トレーラー単体には前輪がない。よって、トラクターとトレーラーの両方が連結されることを前提とした構造になっており、連結時にはトラクターの第5輪(連結部分)がトレーラーの前輪を兼ねる。縦列駐車や後退も可能である。

他にも、長尺物の運搬に使われるボールトレーラーやフルトレーラーなどもある。

トレーラーは運ぶ荷物の用途によって様々な形状があり、冷凍車などもあるバン型やウィング型、雨天時でも運搬可能なものを乗せることが多い平ボディー型、タンクローリーやキャリアカー、箱型の居室に生活に必要な装備を一通り整えた被牽引車両であるキャンピングトレーラーなどがある。

この、キャンピングトレーラーも含めた総重量2トン未満、ヒッチボール式連結器のフルトレーラーの総称をライトトレーラーというが、この場合、けん引免許が不要なものもある。

牽引自動車には連結部があるために、運転中、一般的な自動車にはみられない現象が起こることがある。例えば、トレーラーの後輪がロックしてしまい、野球のバットスウィングのように、荷台が連結部を軸に回転するトレーラースウィング現象(トレーラーロック現象)や、カーブなどでもトラクターとトレーラーが一直線になり、車線からはみ出てしまうプラウアウト現象(トラクターフロントロック現象)などがある。

牽引免許には2種類あり、牽引自動車第一種運転免許とは、車両総重量が750kgを超える被牽引車を動かすことができる免許で運送業には欠かせない免許となる。

もうひとつは牽引自動車第二種運転免許で、車両総重量が750kgを超える被牽引車を牽引する場合で、なおかつその被牽引車が旅客用被牽引車(トレーラーバス)と言われるもので、旅客運送の目的で牽引するときに必要である。

よって、被牽引車の車両総重量が750kg以下の場合は、牽引免許はなくても公道を牽引して走行することが可能である。牽引免許を取得する際には、すでに普通自動車大型自動車、大型特殊車のいずれかの免許を保有していることなど条件がある。

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<94>  2009.1.22更新