きたくこんなんしゃ

帰宅困難者 【 帰宅難民 】

帰宅困難者とは、災害によって交通機関が止まり、自宅に帰宅することが困難になった人のこと。帰宅できずに困る様子を難民になぞらえて「帰宅難民」と呼ぶこともある。地震や台風、集中豪雨などの災害が発生した時に、鉄道などが全面的に運休したり、遅延することがある。通勤や通学などにより出先で災害に遭遇した場合、帰宅しようと思っても交通機関が使えないため、帰宅困難者となる。

自宅までの距離が短く、徒歩で帰宅できれば問題ないが、郊外からの通勤、通学が多い都市部では、帰宅困難者が発生する。目安として、自宅までの距離が10km以上になると帰宅困難者が生じるとされる。多数の帰宅困難者が発生すると、道路歩行者混雑したり、タクシーやバス、乗用車によって交通渋滞が起こる。また、徒歩で帰宅する場合、途中で犯罪に巻き込まれたり、飲食やトイレで困るといった二次被害に遭う可能性もある。そのため、夜間であれば帰宅を急がずに、避難所で一夜を過ごすのも選択肢のひとつとなる。

2011年3月に発生した東北関東大震災では、東京都内だけで10万人以上の帰宅困難者が発生した。また、同様の大規模震災が首都圏直下で起こった場合、650万人の帰宅困難者が発生すると予測されている。なお、帰宅困難者や買い物難民、交通機関の麻痺により出勤が困難になった人などを総じて、「交通難民」と呼ぶこともある。

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<696>  2011.3.18更新