てんねんガスじどうしゃ

天然ガス自動車NGV Natural Gas Vehicle / 天然ガス車

天然ガス自動車とは、天然ガスを燃料としてエンジンを動かす自動車のこと。天然ガスの主成分はメタンであり、ガソリン車やディーゼル車に比べて二酸化炭素(CO2)や大気汚染物質の排出が少なく、環境への負荷が低い。エコカー(低公害車)のひとつである。また、天然ガスはガソリンの原料となる石油よりも埋蔵量が豊富であり、価格の高騰や枯渇の可能性があるガソリンの代替燃料としても注目されている。

天然ガス自動車は、ガスの貯蔵方式でおもに3種類に分類される。ひとつは天然ガスを気体のまま高圧で貯蔵するタイプで「圧縮天然ガス自動車(CNG自動車)」と呼ばれる。液体の状態で天然ガスを超低温で貯蔵するタイプが「液化天然ガス自動車(LNG自動車)」である。そのほか、吸着材に天然ガスを吸着させて貯蔵する「吸着天然ガス自動車(ANG自動車)」もある。世界で利用されている天然ガス自動車の多くが圧縮天然ガス自動車であり、天然ガスだけをエネルギー源とするもの以外に、ガソリンと天然ガスを両方使用する「バイフューエル車」や天然ガスのエンジンと電気モーターを搭載した「ハイブリッド車」などもある。

アジアや南米などを中心に世界各国で利用されていて、2011年では1,300万台が普及している。日本でも4万台以上が利用されているとされ、車種ではトラックが40%以上を占めている。しかし、天然ガスを充填できる天然ガススタンドが全国で300ヶ所程度と少ないため、天然ガススタンドの普及が課題となっている。

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<778>  2011.8.8更新