とうけつぼうしざい

凍結防止剤

凍結防止剤とは、道路で、路面上の水分が凍って氷で覆われた状態になるアイスバーンや、降り積もった雪を通行する車両で踏むことで氷層が形成される圧雪アイスバーン(圧雪)を解消するために道路へ散布するもののこと。

このような状態のときは、タイヤが路面をつかみきれず、ハンドリングやブレーキなど車のコントロールがきかなくなり、氷の上を滑っているような危険な状態になることがある。

これを防止するため、凍結する前に塩化ナトリウムや塩化カルシウムなどの凍結防止剤を路面へ散布する必要がある。

凍結防止剤のほとんどが、塩化ナトリウムや塩化カルシウムであるが、これは塩水を作ることによって凍結開始温度を下げ(凝固点降下)、氷を水の状態にするという原理である。よって、0度より低い温度でも凍らなくなる。また、塩化ナトリウムや塩化カルシウムが溶けるときに熱を発生するため、その周りを溶かすこともできる。道路わきや橋のたもとに袋で置かれているものもあり、各自で散布することもある。

ただし、塩化ナトリウムや塩化カルシウムは金属を錆びさせる力や環境への影響もあるため、有機系の凍結防止剤など代用品もでてきている。

アイスバーンなどを解消するため、凍結防止剤の散布のほかにも、滑り止め材(砂や砕石)を散布したり、除雪後のツルツルした路面(氷板)に傷をつけてタイヤの摩擦抵抗を高める工夫(粗面形成装置)などが行われている。

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<102>  2009.1.28更新