いよてつどう
伊予鉄道
伊予鉄道とは、愛媛県を運行している私鉄のひとつ。正式名称は伊予鉄道株式会社であり、本社は愛媛県松山市にある。1888年に松山駅-三津駅間で運行を開始した、狭軌の軽便鉄道としては日本最古、私鉄としては日本で2番目の歴史を持つ鉄道会社である。
鉄道以外の交通機関も運営しており、営業キロ数は、鉄道33.9km、市内電車9.6km、バス2,463kmとなっている。そのほか、不動産事業や航空代理店事業も行っている。伊予鉄道の市内電車の車両は夏目漱石の小説『坊っちゃん』の中で「マッチ箱のような汽車」と表現され、地元の人々のあいだでも「坊ちゃん列車」と呼ばれ、親しまれてきた。蒸気機関車としての坊ちゃん列車は、1954年に引退したが、2001年に環境に優しいディーゼル機関車として復活した。
社紋である「いびし」は、カタカナの「イ」を4つ組み合わせて「イヨ」を意味するもので、この意匠がいつ頃考案され、使用され始めたのかが不明なほど古い。現存する資料では、1891年の社内資料ですでに使用されている。
2005年7月に導入したICカード「ICいーカード」は、2005年8月に日本で初めてFeliCaの「おサイフケータイ」に対応した。
関連用語
/
/
<901> 2012.1.23更新