ブラックボックスblackbox

ブラックボックスとは、航空機の飛行情報を記録するための装置で、航空機に取り付けられているもの。航空機事故が起きた場合に、事故原因を調査するために開発されたもので、フライドデータレコーダーとコックピットボイスレコーダーが一体になっている。オーストラリアの科学者デビッド・ウォーレン氏によって1950年代に開発された。

事故が起きた場合に、事故現場で見つけやすくするために赤やオレンジで塗られている。ちなみにブラックボックスとは内部構造が分からないものという意味となっている。強い衝撃を受けても中のデータが破損しないようにつくられている。

フライトデータレコーダーでは、機体の動作に関する様々なデータを記録する。速度、高度、風速、風向、ラダーや操縦桿などの位置関係、エンジンの排気ガス温度、推力、エンジンオイル温度、タービン回転数、振動など約370項目にのぼる動作を数秒ごとに記録している。航空機にトラブルが発生したと推定される場合はデータ収集の回数が増加するようになっている。

一方、コックピットボイスレコーダーでは、コックピット内のさまざまな場所に取り付けられたマイクを通して乗組員の会話を音声記録する。以前は記録媒体が磁気テープだったが、近年ではデジタルレコーダーになっている。電源は飛行機の電気系統とは独立した電池式で、航空機の電気系統が壊れた場合でも、記録が途絶えないようになっている。

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<567>  2010.7.23更新