パンタグラフ

パンタグラフとは、電車や電気機関車(電気車)の屋根にある、架線から車両へ電気を取るための鉄製の装置のこと。集電器である。パンタ、Panと略すこともできる。

車両への唯一の電気の供給源であり、パンタグラフから取り込まれた電気が、制御装置を通ってモーターや車輪を動かす動力となり、また、ドアの開閉時やブレーキ時に使用するコンプレッサーや冷房機、室内灯などでも使用されている。さらに、ブレーキ時には、モーターで発電された電気を架線に戻し、他の電車に電気を供給することもできる。車両の上で架線と接するパンタグラフを押し上げる構造は、電車はバネ上昇式、電気機関車では圧縮空気による空気上昇式と異なっている。

また、パンタグラフは、必要に応じて架線から離すこともできる。形状も多種あり、従来からある菱形パンタグラフや、新幹線などで用いられている下枠交差形パンタグラフ、最近よく使われているシングルアーム形パンタグラフなどがある。菱形形パンタグラフは強度が強く、また、シングルアームは軽量で滑らかな動きが可能であり、面積も小さいため雪が積もりにくく、降雪時の走行に強いという特徴がある。

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<177>  2009.8.18更新