ドクターヘリ 【 救急医療用ヘリコプター 】 ヘリコプター救急

ドクターヘリとは、救急用の医療機器を搭載し、専門医師と看護師を搭乗して現場に向かうヘリコプターのこと。患者を現場から救急病院に搬送する間に、救命医療を行う。大規模病院などの救急救命センターに常駐していて、出動要請があると現場に向かう。おもに、医師による早期の治療や、高次の医療機関への搬送が必要と判断された場合に、消防機関や医療機関によって要請が行われる。出動要請を行う基準についてはガイドラインが設けられている。

ドクターヘリには、人工呼吸器や心電図、AED、超音波診断装置といった医療機器のほか、薬品や注射なども搭載されている。ドクターヘリは毎日運航されるが、出動時間は日中のみで夜間は出動しない。また、天候によっては日中でも出動できないことがある。なお、ドクターヘリによる搬送費用については患者の負担はないが、治療費などの医療行為の費用については患者負担となる。

ドクターヘリ事業を営んでいるのは、救急救命センターのある病院である。また、ヘリの運航は航空会社に委託されている。2007年に成立した「救急医療用ヘリコプターを用いた救急医療の確保に関する特別措置法」により、ドクターヘリ事業には国と都道府県から補助金が支払われている。さらに、認定NPO法人「救急ヘリ病院ネットワーク(HEM-Net)」が、ドクターヘリへの助成金交付事業を行っている。しかし、それでも病院や運航会社の負担が重いこともあり、現状では全都道府県にドクターヘリが配置されるには至っていない。

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<690>  2011.2.28更新