コミュニティバス

コミュニティバスとは、地方自治体が公共交通がない場所や、不便な住宅地区などの交通の空白を埋める目的で運行させる路線バスのこと。交通が不便な地域、道幅が狭く大型のバスが通れない場所、医療機関、公共機関などを通り、今後の高齢化社会にますます重要になっていく公共交通機関であるとされる。

高齢者や体の不自由な人にも安全で利用しやすく、地域住民の多様なニーズにきめ細やかに対応する。地域の潜在的な需要を発掘し、人の交流が促進されるなど、地域の賑わいが回復する手段としても有効とされる。

バス停の間隔を短くしたり、15分ごとなどの運行頻度の均一化、100円均一などの運賃の工夫や、地域の景観に馴染むミニバス、コミュニティ情報交換の場としての特徴がある。近年では地域住民の足としてだけでなく、観光ルートに路線を設定するなどの事例も見られる。

コミュニティバスは多くの場合採算が取れておらず、自治体が赤字を補てんする交通サービスという意味合いが強い。自治体によっては運営による赤字を減少させるために、協賛制度をとっているところもある。

また民間の運営事業者に委託して、自治体が補助金を出したり、業務だけを民間の運営事業者に委託するケースも見られる。コミュニティバスは、地域にちなんだ愛称等がつけられたり、独自のカラーリングが施されたりといった工夫がなされる。

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<546>  2010.7.15更新